「手作り太陽光パネルワークショップ」レポート

  • 高校生
  • 2016.3.16 Wed
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地元の高校生の力が結集! 太陽光パネルを手作りしよう!

3月12日(土)、南相馬ソーラー・アグリパークで高校生向け週末オープンスクール2016

「手作り太陽光パネルワークショップ」を開催しました。

 

講師には、今回もいわきおてんとSUN企業組合の島村さん、吉田さん、磯辺さんの3人をお迎えし、

地元相馬農業高校と小高工業高校の高校生7名と太陽光パネル作りに挑戦します。

引率の先生も含めて、男子だけのワークショップです!

 

まずは、座学からスタート。
島村さんも高校生ということで、普段よりもさらに詳しく、セルがどんな材料から生まれているのか、

そして太陽光パネルはどうやって電気を生み出しているのかなどを説明していきます。

ソーラーパネルの仕組みを説明するとき、島村さんは高校生に、

「こんなことはじめて聞いたでしょ。いかにみんな何も知らないかということです」と話します。
確かに普段身近にあるソーラーパネルがどんな仕組みになっているか、疑問を抱く瞬間ってなかなかないですよね。

 

電気はいつの間にか作られて消費している。

高校生もその言葉に「確かに…」と頷きます。

  
座学後は早速、ハンダごてを使ってセルにリボンをつける作業を体験。
かまぼこ板にまっすぐハンダで線が引けるか練習するのですが、工業高校生はさすが!
工具を使い慣れているので、きれいな直線を引いていきます。

セルにリボンをつける作業の進行具合は予想以上のスピードで、私たちスタッフも感嘆の声をあげてしまいました。

 

さて、今回は普段数日に分けて行うパネル製作と街路灯設置を一日で完成を目指します!

そこで、パネル製作班と別れて街路灯を立てるための穴掘りの作業も同時並行で進めていきます。
この作業、前回はポールを立てるまでに大人4人がかりで1時間ほどかかったのですが、
相馬農業高校生の手にかかればあっという間!

30分でポールを埋める穴堀りからポールをセメントで固める作業まで終わらせてしまいました。
引率できてくださった土木課の先生が指揮を取り、慣れた手つきで進めていく相農生。
一番積極的に作業している高校生は、聞けば生徒会長さんだとか。

頼もしい限りですね!

さて、土の扱いは相農生。一方、小高工業生さんも負けてはいません。
これまた慣れた手つきで、街路灯のスイッチが入ったボックスをインパクトドライバーでさくさくっと設置してくれました。

気づけば、相馬生と小高工業生のコラボレーション!

 

生徒たちもそれぞれの得意分野を楽しそうに進めながらも、
興味がある作業は工程を教えながら進めるなど、お互いの力を活かしながら時間を過ごしていきました。

高校生のコラボレーションで新しい希望の灯がまた一つ

時間の関係で小高工業の生徒さんはパネルの設置まで残ることができませんでしたが、
最後の設置作業は相農生の2人がしっかりと引継ぎ、なんとか一日で街路灯の完成まで終わらせることができました。
寒い中でも最後まで笑顔を忘れずに楽しそうに作業を進めてくれた、相農生の2人!本当にありがとう!
相馬農業高校、小高工業高校生がコラボレーションした希望の灯はパークの入り口に

完成しましたので、ぜひパークにお立ち寄りの際はご覧くださいね!

 

ワークショップを通じて、高校生には普段当たり前に使っている電気は
これほどの手間がかかって生み出されるものということを伝えられたと感じます。

一回のワークショップで伝えられることはわずかですが、この時間を体験することで、
普段使っている電気を節約したり、自分たちで電気が作れるんだ!という意識が
高校生や小中学生の記憶に残っていってほしい。

その想いが子どもたちに伝わっていけばうれしいですね。

 

いつもご協力いただいてるいわきおてんとSUN企業組合の皆さま、
ワークショップ開催にご尽力いただいた、各高校の先生方、今回もありがとうございまし た!

 

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