スクール生とのご縁へ感謝する一日に
4月9日(土)、1年間南相馬ソーラー・アグリパークで開催したスクールに参加してくれた小中学生、保護者の皆さんへの感謝の日「FamilyDay」を開催しました。
昨年も1年に一度のお楽しみ会から出た子どもたちのアイディアから体験プログラムが生まれました。
今年もまた新しい一年に向けて、子どもたちがどんなことに興味をもっているのか、
そして保護者の皆さんに対してもどんなことをパークに期待しているかを知る貴重な一日です。
そんな大切な日をスタッフと一緒にサポートしてくれたのが、原町高校の2人。
スクール生みんなで一つの桜の木を描くワークショップでは、子どもたちの輪に自然と溶け込み、「どんな色がいいかな?」「その描き方おもしろいね!」と声をかけながら一緒に作品作りをしていきました。
最初は高校生のお姉さんがいることに少し緊張気味の子どもたちでしたが、二人の柔らかな雰囲気のおかげで1時間も過ぎる頃には打ち解けていく様子がほほえましかったです。
最初は葉も花もない木が、子どもたちの手でどんどん色が重ねられてきます。
いつの間にか絵の中には春夏秋冬の四季が生まれたと思ったら、次は大地と道のような
色が重ねられ、最後は1本の桜の木となりました。
普段、個人での工作やワークが多かったので、みんなの力を合わせて
一つの作品をつくることで、隣の子の色ときれいに重ねるにはどうすればいいだろうと考えたり、
絵の具の代わりにクレヨンを削って画材の代わりにしてみたりと、
それぞれの試行錯誤がはっきりと分かるのがおもしろく、絵を描くという一つの行為でも
たくさんの気づきと工夫が生み出されていくのが印象的でした。
今年もたくさんの体験を子どもたちと生み出します
ワークショップの後、子どもたちは絵が乾くまで今年どんなことをこのパークで
体験したいかを書きだしていきます。
子どもたちのその純粋な興味にどんな形でそして南相馬ソーラー・アグリパークだからこそ
できる、体験だけで終わらせないプログラムがどう生み出せるか。
この日書き出されていったアイディアから、今年も子どもたちの成長につながる
企画を考えていきたいです。
そして、今日の高校生二人のように、小学生から高校生、もちろん大学生と
様々な年代の子どもたちがスクールを通して交流できる仕組みも今年は
この場で作り出していこうと思います。
一年間のご縁への感謝と、またたくさんの子どもたちと
出会えるよう、パークの一年もここからまた始動していきます。