代表理事 あいさつ

あすびと福島への想い 代表理事 半谷栄寿

私は、大震災前の2010年6月まで東京電力の執行役員であり、
原子力事故について心から申し訳なく思っています。
5  8

一方、福島県南相馬市の出身でもあり、
風評被害に悩む南相馬市に支援物資を届ける ボランティア活動を
大震災直後の3月19日から5月にかけて6回にわたって行いました。
その際、物資を届けた先で出会った菓子店を営む女性から、
「地元の子どもたちのためになる仕組みを創ってほしい」と託されました。
私自身も、物流が回復すれば物資支援の役割は終わることから、
その後は復興のための継続的な仕組みが不可欠と思っていました。
福島の復興を担う人材を育成するという私の”志”は、
こうして生まれました。

それから12年を経て、私の志はぶれず、
若い人材が自ら育つ場づくりに創意工夫を継続し、
スタッフたちをはじめとした同志のおかげで、
その成長を実感できるまでになりました。

私の宿命に原発事故への責任感MUSTが消えることはありませんが、
次世代人材を育成したいという志WILLが動かしている
今の私自身の確かな進化を感じ、それは私にとっての幸せでもあります。

人をつくることが、明日をつくる道。
“あすびと福島”は、その挑戦を続けます。