福岡県と相馬の高校生の交流が実現
自分の目で今の福島の現状を確認し、自分達はなにが出来るのか考えたい。
この思いで2泊3日の福島行きを進める「被災地支援プロジェクト」を結成した
ありあけ新世高校の生徒16名の代表4名が10月4日に来県しました。
来県する為にプロジェクトメンバーが母の日にむけて地元のフラワーショップに、
自分たちで作ったオブジェ作品を展示・販売し売り上げを旅費にして、
秋休みを利用しての来県でした。
福岡から飛行機で仙台空港、そこからバスを使って南相馬まできたわけですが、
丁度台風の影響が心配していた時期です。
飛行機が飛ぶか本当にはらはらしながらの準備だったそうです。
南相馬の原町駅にて相馬高校の生徒と合流
住民が戻ってきている小高の街中を、小高ワーカーズベースの和田さんに案内・説明をしてもらいました。
住民帰還後の復興への動きについての話は、ありあけ新世高校生だけでなく、
相馬高校生にとってもなかなか聞けない話です。
小高のあとは、マイクロバスで浪江・双葉両竹を視察しました。
震災から5年経っても震災の様子が色濃く残る様子には言葉を失っていました。
小高・双葉・浪江を視察し、南相馬ソーラー・アグリパークに到着です。
普段小中学生が行なっている体験、アグリパークの取組みを説明したあと、
高校生同士の意見交換が始まりました。
ありあけ新世高校生から震災当時のことや、今の懸念点はどの様なことかとの質問があり、
相馬高校生がその質問に丁寧に答え、また福島と聞いてどの様に感じるかと質問を返すなど
お互いに質問をして理解を深めていく時間にもなりました。
テレビのニュースをみて、本当はどの様な状態なのかと思い実際に来て
現場を自分達の目でみて確かめる行動力と、その力を支えた大人の方の動きに頭が下がります。
全部を知ることは難しいけれど、知ろうと行動するありあけ新世高校の生徒さんと
知ってもらおうと説明する相馬の高校生の姿に行動すること、直接会話することの大切さを
スタッフも実感させられた時間でもありました。
福岡県ありあけ新世高校の皆さん、そして相馬高校新聞部の皆さん、本当にありがとうございます。
大人になった時、またこの場所で交流が実現できることを楽しみにしています。