7月22日(土)、今年度第1回目の再生可能エネルギー体験教室を開催いたしました。
南相馬市再生可能エネルギー・普及啓発事業として実施する本教室は、
再生可能エネルギーを「知る」「学ぶ」「作る」をテーマに、今年度全7回の開催を予定しています。
今回の「夏休み自由研究シリーズ① 太陽光のひみつを探ろう!」は、
募集定員を大きく上回る72名の小学生・親御さん、ボランティアスタッフの高校生たちにご参加いただき、
太陽光にまつわる様々な体験を行いました。
まず最初に行ったのは、太陽光発電の研究です。
ソーラーパネルの向きを変えたとき、どの方角に向いていると発電量が最も大きくなるか予想し、
みんなで力を合わせてパネルを動かしながら、方角ごとの発電量を調べました。
続いて考えたのは、「光の色」。
太陽光が作り出す色には夕焼けの赤、海の青、虹の七色などありますが、本当は何色からできているのでしょう。
液晶ディスプレイの画面を顕微鏡で見ると、私たちが目にしている色が、実はたった3色からなっていることが分かります。
液晶ディスプレイ上の色を拡大することで、その3色の配分や組み合わせが鮮明に見えるという、
光の三原色を目の当たりにする実験を行いました。
予想と違う色の組合せに驚き、「紫色は何からできているんだろう?」、「写真を見ると?」など、
積極的に疑問点を実験で解決していく様子も見受けられました。
最後は光を屈折させる、偏光板という素材を使用した工作です。
サングラスや液晶ディスプレイにも使われる偏光板は、太陽や蛍光灯の光を見ると
不思議な色の変化が起こります。
この仕組みを利用して、 万華鏡やステンドグラスを作っていきました。
小学生たちは初めて勉強することも多かったようですが、
地元の原町高校数科学部と小高産業技術高校電気科の生徒さんたちがサポート役をつとめ、
太陽光の様々な利用方法や秘密にせまる1日となりました。
次回は8月20日(日)に、「夏休み自由研究シリーズ②手作り太陽光パネルでまちを照らそう」を予定しています。
暮らしに身近なソーラーパネルを自分たちの手で作り、外灯として設置します。
自分たちの力でエネルギーを生み出す体験をしてみませんか?
自由研究に役立てたい小学生や、ボランティアとして手伝ってくれる高校生を募集しています。
日 時:8月20日(日)9:00~14:00
場 所:小高産業技術高校(旧小高工業高校)実習棟
〒979-2158 南相馬市小高区吉名字玉ノ木平78
集 合:開始5分前までに小高産業技術高校 第2体育館側駐車場(当日スタッフがおります)
参加費:無料(昼食付き)
対 象:小学生以上
定 員:30名(先着順)
申 込:電話またはFAXでお申し込みください
TEL 0244-26-5623 FAX 0244-26-5624
(担当:一般社団法人あすびと福島 沖沢・小手川)
※屋外活動があるため、帽子など暑さ対策をしてお越しください。