日大工学部でロハスの家を学び考える
10月29日(日) 南相馬市再生可能エネルギー普及啓発事業として第5回再生エネルギー教室は、
郡山市の日大工学部で行いました。
第5回目教室の対象者は高校生です。
再生可能エネルギーを上手に取り入れた家について、日大工学部機械工学科の伊藤准教授から
お話しいただき、実際に再生可能エネルギーの仕組みを取り入れた家を見学するツアーです。
生憎の雨でしたが、南相馬市からは原町高校生と小高産業技術高校生
広野からはふたば未来学園生、須賀川市からは須賀川高校生と4校の生徒さん21名
小学生から大人まで10名と総勢約30名が熱心に参加するツアーとなりました。
伊藤准教授から、何故いまロハス(健康で持続可能な生活スタイル)が大切か、
地球の資源やエネルギーの推移についての説明からロハス工学の取り組み、その研究の一つとして
「ロハスの家」があることをユーモアを交えながら丁寧に説明いただきました。
「ロハスの家」や「ロハスの花壇」の仕組みをわかりやすく説明いただいた後、
普段は入れない「ロハスの家2号」と「ロハスの家3号」の中も見学しました。
太陽の光を無駄なく活用できるか、データを取っている様子、雨水の浄化再利用を行っている仕組みを
目の前で見ることができ、高校生からの熱心な質問が相次ぎます。
最後にそれぞれがどのように感じ、感想を持ったか4班にわかれグループワークを
行いました。
本日の感想とロハスの家4号を作るとしたらどのような仕組みを取り入れるか話し合います。
時間にして30分の短い時間でしたが、初めて会った高校生同士意見交換とグループ発表です。
本日の振り返りでは、大学生が行っている研究の細やかさや再生可能エネルギーを取り入れた
家づくりへの興味とロハスの花壇の仕組みへの驚きがあがりました。
そして高校生が考えるロハス4号への意見で多かったのは、波力発電を利用した家です。
浜通りの生徒が多かったからでしょうか。
これからの浜通りは波の力を利用しようとの、前向きな考えでした。
最後に伊藤先生から、考えたことを実際に試して計量してみることが大事。
頭で考えている数値に比べ、計量した数値は少ないと思いますが、
ではどうすれば良いか、考え・試していくことが技術の開発です。
地方の大学や高校でも最新技術は作れますよ。
とのエールをいただきました。
今回の再エネ教室は4つの高校生が集まり、話し合う画期的な場になりました。
この行事に参加していただきました高校生、先生方、佐藤さん親子そして伊藤准教授。
本当にありがとうございました。
高校生たちが意見を交わし、お互いの考えを共有する意義深い時間になりました。