2月3日、今年度2回目の3Dプリンタースクールを開催しました。
「福島県立テクノアカデミー浜校」の成瀬先生にご協力いただき、開催です。
あすびとパークで、自己紹介とクイズで緊張を解した後、テクノアカデミー浜に向かいます。
私たちが案内していただいたのは「学生ラウンジ」。
学生ラウンジには1人1台パソコンが用意されており、SOLIDWORKS Apps for kidsの画面が。
これが今日使用する3Dcadソフトです。
先生が大きな画面で見せてくれるお手本を見ながら、赤べこの形を作っていきます。
普段、パソコンやマウスを触らないからと不安そうだった子どもたちの表情が達成感に溢れる顔に変わっていきます。
赤べこの形を作ったら、それぞれが好きな色でデザインします。
王道の赤べこをデザインしたい子もいれば、オリジナルのモダンな赤べこをデザインする子も。
デザインを楽しんだら、いよいよ3Dプリンターが動いているところを見学します。
3Dプリントには時間がかかるので、成瀬先生が朝から動かしてくれていました。
興味津々で見入る子どもたち。横からも上からも眺めます。
見学後、成瀬先生から、3Dプリンターを使った仕事や、これから世の中でどのように使われていくかのお話がありました。
また、テクノアカデミー浜で使っている切削用cadのシミュレーションも見せていただき、
今日使ったcadというソフトは3Dデータの造形だけでなく、
切削や加工などさまざまな分野に応用がきくということを学びました。
おみやげで事前に印刷していた赤べこをいただき、子どもたちにとっては初めてのサポート材をはがす体験。
サポート材を外す時、力を入れたら赤べこも壊れてしまうのではないかと不安げでしたが、綺麗にはがれると保護者からも「おおー」という声が。
中には「サポート材つきのまま持って帰りたい!」という子も。
完成されたフィギュアはお店でも買えますが、サポート材つきのフィギュアは3Dプリンターの体験ならではの思い出のものになりますね。
パークに戻ってからは輪になって座り、1人ずつ感想を話します。
子どもたちからはこんな声があがりました。
「今は3Dプリンターで作れるものは小さいものだけかもしれないけど、これからもっと便利になっていくと思う」
「前から動画で見ていたがその仕組みがわかって楽しかった」
保護者の方からは子どもたちの未来への期待と激励の言葉をいただきました。
「若いうちに経験できることはチャンスだと思うから、頑張ってほしい」
「将来、月に行って3Dプリンターで家を作る時代が来ると聞き、もうすぐそんな時代になるのかと驚いた」
普段なかなか見ることのできない3Dプリンターを少しでも身近に感じ、自分たちの生活に役立つ想像をしてもらえていたら嬉しいです。
参加してくださったみなさん、ご協力いただいた福島県立テクノアカデミー浜の成瀬先生、ありがとうございました!