南相馬 ソーラー・アグリパークと再エネの普及啓発

施設に込められた想い

南相馬ソーラー・アグリパークは、津波被災地(市有地)を活用し、太陽光発電所と植物工場を舞台とした体験学習を通して、
地元の子供たちの成長を支援し、全国の人々との交流を行う復興拠点です。
また、南相馬市再生可能エネルギー推進ビジョンにも位置づけられ、
再生可能エネルギーの一層の普及に貢献する啓発拠点でもあります。

再生可能エネルギーの普及啓発は、従来、施設の見学と座学的な説明の域に留まりがちです。
これに対して南相馬ソーラー・アグリパークが行う普及啓発は、本物の太陽光発電所の巡視点検など、
子どもたちが楽しく充実感をもって仕事を体験することを通して、再生可能エネルギーについての新たな啓発を行っています。

こういった取り組みをご評価いただき、あすびと福島は県内全域での再生可能エネルギーの普及啓発事業を
県庁とともに推進しており、県内各所の再生可能エネルギー発電所において、
さまざまな体験学習ができる福島再エネ体験ツーリズムの立ち上げを目指しています。

施設概要

  • 名称:南相馬ソーラー・アグリパーク
  • 所在:福島県南相馬市原町区泉字前向15番地
  • 面積:約2.4ha(市有地)

  1. 1.太陽光発電所
    約1haの敷地内に2,016枚のパネルが敷き詰められた500kWの太陽光発電所。 福島復興ソーラー株式会社が運営し、約100kW分を敷地内の植物工場へ供給、残りは国の固定買取制度で東北電力へ売電しています。

  2. 2.植物工場
    水耕栽培で葉物野菜を栽培する直径約30mのエアドーム型植物工場。隣接する太陽光発電所からいわば「地産地消」で電気を使っています。 地元の農業法人が運営し、野菜はヨークベニマルに全量が出荷されています。

  3. 3.センターハウス
    体験学習時にワークショップや実験を行ったり、団体での見学・研修の際に講義を行っている施設です。 約60名の利用が可能です。

    4.体験ゾーン
    本物の太陽光発電所内の「巡視点検体験」のほか、可動式の太陽光パネルを使った「発電研究体験」、自ら動かして水力発電を体感できる「水力発電体験」、
    直径10mほどの「福島県次世代エネルギーMAP」など、オリジナルの体験装置からなる再生可能エネルギーの体験ゾーンです。

アクセス

○お車でお越しの場合:常磐自動車道[南相馬I.C.]より車で約10km

○バスでお越しの場合:
【JR福島駅から】 東北アクセス・福島交通をご利用ください。
【JR仙台駅から】 東北アクセスをご利用ください。
どちらの路線でも[原ノ町駅前]バス停で下車。そこから約4km(タクシーにて約10分)

順路:国道6号線「御屋敷」交差点より、東(海方面)へ約1.8km進み、右手方向
住所:福島県南相馬市原町区泉字前向15
電話番号:0244-26-5623