生ゴミからエネルギーは生まれたかな?
2月27日(土)、先月に続き東北大学の多田先生と一緒に、週末オープンスクールを開催しました。
今回は、小学生だけでなく、地元原町高校数科学部の生徒さん13名も参加!
小学生と高校生が一緒の時間を過ごすなかで、どんな化学反応が生まれるか、
わくわく感が高まる中、スクールがスタートしました。
まずは、前回の振り返りから。
多田先生が子どもたちに
「前回仕込んだこの液体から、何が発生するのかな?どんな環境にすると発生しやすいのかな、覚えている?」
と投げかけると、子どもたちは「バイオガス!」「暗くするといいだったね」「あたためるといいよ」と、
前回学んだことを自分の言葉で発表してくれます。
多田先生も私たちスタッフも子どもたちが前回学んだことをしっかりと覚えている様子にびっくり!
多田先生からも「よく覚えているね!」と笑顔がこぼれていました。
振り返りの後は、早速メタンガスが発生しているかを各班で確認開始!
子どもたちが仕込んだメタンガスにチャッカマンで火をつけると、青い炎が!
お湯がわく100℃を目指して、各班どうすれば効率的にガスが使えるか、
袋の押し方やどうすれば最後までガス使いきれるかなど、試行錯誤しながら、お湯をわかしていきました。
数科学部の高校生も一緒に実験をしたのですが、やはり高校生!
じっくりですがあっという間に沸点の100℃まで到達していました。
お湯が沸いたら、みんなでココアを入れて、乾杯!
普段、コンロに火をつけたり、ケトルでお湯をわかしたりと、簡単に温かい飲み物が飲めるますよね。
でも自分たちの手で生み出したエネルギーで、少ないけれどもみんなが温まることができる
ココアをわかせるって、すてきなことですよね。今日は、いつものココアとはちょっと違う味がしたかもしれません。
小学生と高校生から生まれる化学反応
そして、午後は小学生は2回のスクールを振り返るため新聞づくりを。
高校生は多田先生からバイオガスや液肥の仕組みを詳しく学ぶ時間に。
小学生は高校生の真剣に学ぶ姿に刺激を受けたようで、普段のスクールよりも
集中力をもって新聞づくりに取り組んでる姿が印象的でした。
最後は小学生からは新聞の発表を、高校生からは今回学んだバイオガスと液肥を
つかって、今年開催される文化祭でどんなことができるかを発表しあいます。
小学生の真剣でアイディアあふれる発表に、高校生も真剣に耳を傾けます。
発表が終わった後は、「小学生でもしっかりと自分の学んだことを発表できていて、すごいと思いました」
と話してくれました。
南相馬ソーラー・アグリパークでは、新学期からも地域の小中高校生が
世代を超えて交流し、学ぶことができるワークショップの開催を予定しております。
詳細は本HPにてお知らせしますので、ぜひ、新学期も南相馬ソーラー・アグリパークに遊びにきてくださいね!
また一緒にたくさんの学びを共有しましょう!