第26回「高校生あすびと塾」レポート(9月22日開催)前半

  • 高校生
  • 2016.9.23 Fri
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志を実現するために磨きたい、「伝える力」

9月22日(木)、福島市にて高校生のあすびと塾を開催しました。

福島県内の高校生を対象にした「高校生のためのオープンスクール」としては通算26回目となります。

今回は浜通りの南相馬市や中通りの伊達市・福島市などから、高校生8名が参加。

スクール立ち上げから関わってくださっているスペシャルアドバイザーの枝廣淳子さん、

あすびと福島代表の半谷栄寿と共に、志を実現する上で重要な「伝える力」について多く学ぶ半日となりました。

 

 

仲間づくりは「自己紹介」から始まっている

あすびと塾では、毎回はじめに「チェックイン」という場を設けています。

ここでは全員でひとつの円を描いて座り、自己紹介と今の思いを言葉にします。

この場でいま心にあること、これから始まるあすびと塾に対する意気込みや関心事を伝え合う、

言わばあすびと塾という場への「チェックイン」です。

 

自分が言いたいと思ったタイミングで手を挙げ、自分を知ってもらい、思いを伝える場。

挙手して発言するという自主性・積極性が求められますが、回を重ねるごとに、

高校生たちに堂々と発表する力がついてきたようにも感じました。チェックインの最後、

半谷からは話し方についてのアドバイスも。

 

「語尾の最後まで、はっきりと話すようにしよう。名前をはっきり言うのは、

自分を覚えてもらうために大事な第一歩だから」

 

これについて枝廣さんからも、伝える力の大切さを説く言葉がありました。

 

「伝えて、自分を分かってくれる、一緒にやる人を得るのは大事なことです。

みんなには『伝える力』をつけて欲しい。それは、相手に分かるように伝えるということ。

『伝えること』と相手に『伝わること』の違いを意識しましょう。」

 

こうして今回のあすびと塾は、一人ひとりが『伝え方』に意識を向けながら始まりました。

 

 

ケースから考える、物事の見方・考え方

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午前中は半谷によるケーススタディーを実施。自身の経験を題材とした資料を読み、

グループごとに感想や質問をまとめて発表していきました。

 

ケーススタディは、自身がやりたいことを実行に移すとき役に立てることができます。

「半谷ならどうするか」という自分と違った視点で考えることで、

迷ったときの突破口が見えてくるかもしれません。

 

半谷の幼少期から高校生、社会人の数年目までを取り上げたケースを読んだ高校生たちからは、

当時の思いや行動の動機、物事に対する考え方などについて様々な質問が上がりました。

 

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なかでも多くの高校生たちが「自分に活かしていきたいところ」として挙げたのは、

「自分のやりたいことの延長に、社会的な価値があること。それが今の自分にとっての

モチベーションである」という言葉でした。

 

社会のため、だけではハードルは乗り越えにくい。けれども挫折しそうな壁にぶつかったとき、

自分のやりたいことなら頑張れる。だから自分のやりたいことから考えるのだという言葉に、

ハッとさせられたようです。

 

「自分のやりたいことばかりやっていてはいけないと、抑えていた部分があった。

今日の話で、やりたいことの先に『社会のため』があればいいのだ、と安心できた。」

 

「やりたいことを、まず話してみるようにしたい。

笑われても『笑ってもらえるほど相手の頭に残った』とプラスに捉え、

より意識してもらえるように伝えようと思う。」(参加した高校生より)

 

周りを動かすためにこそ、「やりたいと、いう強い意志」と「伝える力」の両方が大切なのだと気づいたのでしょう。

 

そのほかにも、

 

「根本にある『自分のやりたいこと』を伝えるためには、相手の心に訴えることが大切だと思った。」

 

「0から1を作るだけではなく、1と1を結びつけることもしていきたい。」

 

など、それぞれに学びがあった様子でした。

 

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