【池や川の藻がエネルギー?】
8月20日(土)の再エネ体験教室は、午前中は南相馬ソーラー・アグリパークのお隣にある、藻類バイオマス研究施設にお邪魔しました。
藻類からエネルギーを取り出す最先端の機械の説明や培養プールといって藻を育てている場所を見学します。
南相馬にこのような施設があったことすら初めて知った子どもたち。
職員のかたの説明に一生懸命、耳を傾けメモを取っています。
【顕微鏡で藻の観察を行なおう】
午後からはパークにて藻の観察です。
お隣で育てている藻はどのような種類か顕微鏡を使っての観察が始まりました。
小学生のお手伝いをしてくれるのは、原町高校数理科学部の有志です。
原町高校から借用した顕微鏡、蛍光灯をつくえの上に設置してから、藻の観察です。
カバーガラスとスライドガラスをセットしてプレパラートを作ります。
最初は原町高校のお兄さん・お姉さんにお手本を作ってもらい、顕微鏡のセットも教えてもらいます。
難しいと感じた顕微鏡のセットも、最後は自分達で出来る様になりました。
藻類の施設を見学して、藻を顕微鏡で観察したあとは、今日の感想をまとめます。
学年の小さい子には、お兄さん・お姉さんがアドバイスしながら各自感想を仕上げていきました。
自分たちの地元に、最先端の研究施設があるのは誇らしいですね。
子供たちの発表には、その様な嬉しさがありました。
そして研究材料は、自分たちの近くの川や池の藻なんですよね。
今回の教室は、南相馬で企業研修を行なっている東京の凸版印刷さんの社員の思いから始まった企画でした。
地元にある新しいエネルギーに触れて関心を持って欲しいと、今回の教室開催に向け、動いていただきました。
多くの大人が子供達への未来に向けて思いを込めた教室でした。
夏休み最後の体験で、南相馬の新しいエネルギーを考えるきっかけが子供達のなかで生まれたら嬉しいですね。