11月28日(月)、南相馬ソーラー・アグリパークの新センターハウスの開所式が行われました。
福島県、南相馬市をはじめ、ご支援くださった企業・団体の皆さま、
旧地権者の方々や地域の皆様、そして市内学校の先生方など、多くの方々に足をお運びいただきました。
南相馬の新たな地域交流拠点として
式はあすびと福島代表理事の半谷より、御礼のご挨拶とスタッフの紹介で始まりました。
途中、センターハウス長が任命される場面などもあり
スタッフ一同、身が引き締まる思いでご挨拶させていただきました。
続いて、この建設資金を拠出いただく原資となったクウェート国のご支援をとりまとめていただいた
福島県企画調整部より、避難地域復興局長成田様、
そして、「交流拠点施設整備事業」という形で補助金を交付していただいた南相馬市より桜井市長、
加えて、建設資金の一部をご寄付いただいた、ジャパンソサエティより、東京代表の川島様より
激励のお言葉を頂戴致しました。
その後は半谷より、これまでの3年半のあすびと福島の人材育成の歩みをご報告をさせていただきました。
再エネ体験施設として、そして復興支援のシンボルとして、
多くの方に足をお運びいただいている南相馬ソーラー・アグリパーク。
復興の担い手となる人材育成を掲げ展開してきたこれまでの活動は、
ソーラー・アグリパークの中のみにはとどまりません。
毎月中通りにて開催される高校生のオープンスクール「あすびと塾」や、
県内の生産者を取材して特集する食材の付録付き情報誌
「高校生が伝えるふくしま食べる通信」についてもご紹介しました。
ソーラーサンドイッチとサックス演奏を楽しむひととき
最後の懇親会ではソーラー・アグリパーク名物の
ソーラーサンドイッチをお召し上がりいただきました。
パークの陽光発電所で発電する電気を使ったBLTサンドは、
隣接する植物工場のロメインレタス、グループ会社・南相馬トマト菜園のトマトと一緒に。
子どもたちにも大人気のソーラーサンドウィッチは、ご参列の皆様にも大好評でした。
そして、この地に震災前までお住まいになられていた旧地権者の皆様にも、
当時をお懐かしく振り返っていただき、新しい拠点を我が家のようにご活用いただきたい
という私たちの想いをお伝えしました。
こうして完成した「ハード」に息を吹き込むためには、
人の営みや活動といった「ソフト」も欠かせません。
復興への人材の育成について志を燃やす代表理事の半谷だけでなく、
これまでの間、プレハブの小さな拠点で、志をもって前進を続けたあすびと福島のスタッフが一丸となって、
みなさまと共に考え、地域に親しまれるセンターハウスを目指して参ります。
■建物概要
名称 南相馬ソーラー・アグリパーク センターハウス
所在地 福島県南相馬市原町区泉字前向15(南相馬ソーラー・アグリパーク内)
建物面積 333.53㎡
構造 鉄骨造平屋建て
内容 交流室2室、階段ラウンジ、囲炉裏サロン、カフェ、事務室など