相農生と防犯灯設置に挑戦
2月12日(日)、南相馬ソーラー・アグリパークにて、
「手作り太陽光パネルによる防犯灯設置講習会」を開催いたしました。
講師には、いわきおてんとSUN企業組合の島村さん、吉田さん、中村さんの3人をお迎えし、
地元相馬農業高校生12名とともに防犯灯の設置作業を行いました。
相馬農業高校の生徒さんには昨年3月にも小高工業生とともにパークの防犯灯の設置を
行っていただき、農業と工業のコラボレーションが実現しています。
その際は、ポールを設置する穴掘りで大活躍していただきました。
二度目の今日も活躍に期待が高まります!
まずはじめに、島村さんから「オフグリッド」という言葉の説明やバッテリーの仕組みなどを伺います。
普段小学生を対象にした太陽光パネル製作ワークショップとは違い、より踏み込んだ
内容を高校生に伝えていきました。
オフグリッドという言葉を初めて聞いたという生徒さんも多かったですが、
説明にしっかりと耳を傾けてくれていました。
寒さにも負けず防犯灯を設置
その後、2班に分かれて、バッテリーを入れるボックスの作成に取り掛かります。
この講習会で初めてインパクトドライバーを触った生徒も多く、はじめはおそるおそる。
しかし、作業の時間が進むにつれて、どんどん使い慣れていく姿はさすが高校生ですね!
工業の知識や経験は、農業とはいっけん関わりがないように思えますが、
今は、獣害予防の電気柵だったり、野菜を育てるハウスの電気をソーラー発電に変えたりと
工業の知識も必要な場面があるそうです。
今回の講習会が、相農生の経験の幅を広げることができたらいいなと感じる場面でした。
さて、ボックスが出来上がり、とうとう、相農生の腕の見せどころ!
土木作業に取り掛かっていきます。
今回は、なんと電動掘削機を学校もってきてくださいました!
2年間、手で穴を掘っていたので、掘削機の登場には驚きです。
この作業は普段から使い慣れている先生方が担当。
高校生も掘削機がぐんぐん穴を掘り進めていく様子に興奮気味の様子でした。
掘削機で掘り進め、最後は人の手で土を取り出し、あっという間にポールを立てる穴が完成しました。
ポールを固定するセメント作りなどもほとんど高校生が行ってくれました。
この時点で浜風が強く吹きはじめ、作業の環境としては大変になりつつあったのですが、
一人も根を上げずに、最後まで頑張ってくれました。
高校生の頑張りのおかげで、1日で2本の防犯灯が無事パークに新設されました!
講習会後の感想では、
「普段できないことや電気がつく仕組みを教えていただき、今日は楽しかった」
という言葉をいただきました。
相馬農業高校生の皆さんには、防犯灯だけでなくパークの花壇づくりをお手伝いいただいたりと、
少しずつ関係が構築されていっており、私たちスタッフもとてもうれしく感じています。
これからも地元の高校生に様々な体験が提供できるよう努力していきたいと思っています。
今回の防犯灯の1本は日産自動車株式会社から機材一式をご寄付いただき、設置が叶いました。
改めて日産自動車株式会社の皆さんへ御礼申し上げます。
高校生が寒さにも負けず、設置した防犯灯。
ぜひ、夕方パークのお近くを通られた方は、ご覧いただければうれしいです。
参加していただいた相農生の皆さん、先生方、いわきおてんとSUN企業組合の皆さん、
本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました!