再エネ体験学習の事例を共有
2月13日(月) 郡山にて再エネ体験学習に関する事例発表会を開催しました。
福島県エネルギー課との委託事業の一環として実施した初めての試みでしたが、14の企業、団体から29名の方にご参加いただきました。
そして、会津電力、Kふぁーむ、いわきおてんとSUN、あすびと福島の4団体が再エネ体験学習についての事例を発表しました。
会津電力 小林さんからは、地域の小学校に出前授業した際の工作体験の様子や、
雄国太陽光発電所に県外の大学生が多く訪れてくれるようになっているというお話をいただきました。
また、Kふぁーむの山田さんからは、クイズラリーを通して再エネ学んだ事例を発表して頂き、
体験の要素があったことで、子どもたちにも再エネを身近に感じてもらえた、
思い出として記憶に残る機会を作れたとお話しいただきました。
楽しく仕組みを学んでもらえる良さをご紹介いただくととともに、
福島の子どもたちが製作したパネルが同じく大きな震災のあったネパールの小学校の街灯として
希望の灯りになっている、というストーリーもご紹介いただきました。
そして、あすびと福島からは、
南相馬ソーラー・アグリパークと福島空港メガソーラーでの再エネ仕事体験について発表しました。
子どもたちには分かりにくい再エネの部分を、
ワークシートを使ったパネルのキズがないかといった巡視点検の体験にすることで、
子どもたちに楽しく学んでもらっていることを紹介しました。
また、福島県エネルギー課と連携して取り組んでいる、福島空港メガソーラーなど県内施設での
再エネ仕事体験の広がりをご説明しました。
再エネ体験学習拡大に向けてのワークショップ
後半は、4グループに分かれてのワークショップを実施しました。
個人で再エネ体験学習がさらに広めるために、現状の課題と解決策を考えたのち、グループでの議論を行いました。
各グループからは、
・再エネを分かりやすく、正しく教えられる人材を育てることが必要
・再エネに興味を持つ体験、見学の入口となる場所を増やしていくことが大切
・多くの方に参加してもらうため、広報や繰り返し学びに来てもらう工夫が必要
・再エネの発電事業者が積極的に協力できる体制がまだ足りない。
など、課題や解決策について発表がありました。
事業者同士の意見交換の場にもなり、再エネ先駆けの地を目指す福島での再エネ体験学習が
今後、さらに広がっていくきっかけになったのではないかと思います。