かぼちゃ畑からエネルギーをつくろう!
9月10日(日)、南相馬ソーラー・アグリパークにて第3回再エネ体験教室が開催されました。
南相馬市再生可能エネルギー・普及啓発事業として実施する本教室は、
再生可能エネルギーを「知る」「学ぶ」「作る」をテーマに、今年度全7回の開催を予定しています。
今回のスクールは、「バイオガスシリーズ① かぼちゃ畑からエネルギーをつくろう!」です。
南相馬でのワークショップは4回目の東北大学の多田千佳先生を本日の講師に迎え、地元の小学生・高校生・保護者の方たち約30名とかぼちゃからエネルギーを作る教室を開催しました。
参加者と最初に向かったのは、南相馬ソーラー・アグリパークからマイクロバスで約5分のかぼちゃ畑です。
このかぼちゃ畑、上にソーラー・パネルが並んでいます。
「えこえね南相馬研究所」での取り組んでいる活動の一つで、降り注ぐ太陽の光を農作物を育て、
ソーラー・パネルで発電して売電もできる仕組みです。
畑の上にあるため、パネルの高さは農機具が作業できるぐらい高くしてあり、南相馬市内に
8か所も作られているそうです。
畑の上で太陽の光をシェア(共有)するって楽しい取り組みですね。
ソーラー・パネルを見上げながら、畑の上でつくられるエネルギーの方法を
「えこえね南相馬研究所」の高橋荘平さんに聞いた参加者は畑の作物も気になります。
美味しそうなかぼちゃが沢山なっている畑。
畑を管理している奥村さんのご厚意で沢山のかぼちゃを収穫です。
南相馬ソーラー・アグリパークに戻り、多田先生から農作物の捨てる部分の活用について、
今回はかぼちゃのわたや種、葉っぱや茎を発酵させ、メタンガスを作りだす仕組みを
教えていただきます。
メタンガスが、自然界や牛の胃からも出ることはびっくり。
かぼちゃの廃棄場所をどのような状態いすれば上手にガスが作れるかなとの質問に
牛の胃の中を考えながら答えていきます。
バイオガスの仕込みの実験では、原町高校生のお兄さん、お姉さんがお手伝い。
上手にガスを作れるよう、リトマス試験紙で確認しながら慎重にバイオガスができるように
仕込んでいきます。
かぼちゃの廃棄物からどれくらいガスができるかな。
1か月後を楽しみして、自分たちの作ったバイオガスのタネに名前を付けました。
お昼を食べてからは午前中の振り返り。
南相馬で取り組んでいる畑の上でソーラー・パネルから発電する取り組み、畑の廃棄物からバイオガスを作りだす実験を通して、再エネの可能性を考えてくれた小学生たちは、グループごとに話し合います。
将来の南相馬でどのようなことができるかな。
話し合いを上手にまとめ、小学生の考えを引き出してくれたのは
原町高校数科学部のお兄さん、お姉さんです。
最後は小学生たちが、話し合い気づいたことや将来できそうなことをまとめ、発表してくれました。
再生エネルギーって、工夫すればいろいろな可能性が広がりますね。
日 時:10月15日(日)10:00~14:00
場 所:南相馬ソーラー・アグリパーク
南相馬市原町区泉字前向15
集 合:南相馬ソーラー・アグリパーク
参加費:無料(昼食付き)
対 象:小学3年以上
定 員:30名(先着順)
申 込:電話、メールまたはFAXでお申し込みください
TEL:0244-26-5623 FAX:0244-26-5624
MAIL:info@asubito.or.jp
(担当:一般社団法人あすびと福島 沖沢・小手川)