【高校生が発信する福島・浜通りの「イノベびと」】
南相馬の高校生たちが、地元に様々なイノベーションを起こしている大人(イノベびと)をオンラインで取材し、
SNSで発信する活動が始まります。
高校生が自分で作る原稿は、あすびと福島のHP、Facebook、ふくしまイノベびとのFacebookページで発信しますが、
それに先んじて、高校生たちに伴走するあすびと福島から、その活動への想いや取材の様子などをお伝えします。
【地元を知って欲しい思いから始まった原町高校3年遠藤さんの行動】(2020年4月)
福島県の太平洋に面する南相馬市。
穏やかな地域である一方、際立った特徴が見つけづらく、若者たちの間では自分たちの地域を「何もないところ」
そんな表現が当たり前になっているのではないかと問題意識を持っていた高校3年生の遠藤春香さんです。
遠藤さんが高校2年生のとき、福島イノベーション・コースト構想の
各現場を支える人々を伝える「ふくしまイノベびと」のストーリーブックを発行するため、
あすびと福島の皆さんとともに取材する側で関わったことが遠藤さんの大きな転機となりました。
取材先の「イノベびと」は、南相馬市を「恵まれた環境だ」と言っている。
私たちが知らないだけで、この地域は動いているし、
その動きを支えている大人が沢山いると感じたと話す遠藤さん。
自分たちが生活している地域で起こっている新しい動きやそれを支えるを「大人たち」について同世代に知ってほしい、
との想いを強く持ったのです。
そんな遠藤さんがあすびと福島と一緒に最初に企画したのは、
福島ロボットテストフィールドを高校生たちが体験するツアーでした。
コロナの影響で断念せざる得ない悔しい状況になりました。
それでも、自分の地域を知って欲しいとの想いが消えなかった遠藤さん。
遠藤さんとあすびと福島とが試行錯誤を経て、
高校生たちが「地域のロールモデル」の大人たちに会いに行き、それを同世代に届けようとの考えに至りました。
コロナ禍のなかでは、オンラインでインタビューし、原稿をSNSで発信します。
高校生の視点から、地域に熱い思いを持った大人の生き方や想いを発信し、
多くの高校生にこれからの進路を考える時、このページからロールモデルを見つけて欲しいとの想いをもつ遠藤さん。
遠藤さんの想いと行動が南相馬市小高区で活躍する「ロールモデル」のお一人、和田さんのインタビューへと繋がりました。
遠藤さんの取材記事は、あすびと福島のHPとFacebook、「ふくしまイノベびと」のFacebookページに
「高校生発・ロールモデルを見つけよう!」として掲載します。