郡山東高校が地域課題探究の一環で、あすびとパークに来訪
11月20日(土)、郡山東高校の生徒さん15名、先生2名が地域課題探究の一環であすびと福島に訪れました。
今回のテーマは「復興と再エネの未来へ」~浜通りへ行こう!~。あすびと福島は、再エネパートを担当しました。
あすびと福島からスタッフが同乗し、バスで南相馬市鹿島区の太陽光発電・風力発電所の見学に向かいます。
郡山市から南相馬市までは、車で2時間近くかかります。
そんな遠方までわざわざ出向いていただける理由は、福島県のなかでも、南相馬市が再エネ推進地域だからです。
沿岸部に広がる太陽光パネルは、他の地域ではなかなか見られない規模になっています。
そして、一番生徒さんの関心を引いたのは、海岸沿いに立つ4基の風力発電。
ブレードが回る迫力はもちろんのこと、海と風力発電機が組み合わさった景色は
普段内部で暮らす皆さんにとって、印象的だったのかもしれません。
生徒さんはもちろんのこと、先生にもたくさん質問していただき、有意義な見学になりました。
あすびと福島に戻ったら、次は個人ワークの時間です。
再エネを見学して率直に感じたことや、自然の脅威から社会や地球を守るためにどうすべきかについて
それぞれの意見を言語化し、発表してもらいます。真剣に問題と向き合ってくれました。
皆さんの意見に共通していたのが「防災」の意識でした。
それを踏まえ、あすびと福島代表の半谷から「時間軸」による考え方をお話させていただきました。
「防災は、いつでも起こりうる目の前の未来のため。
でもそれだけではなく、20年後、30年後の未来を見据えた行動も考えてみよう」
そして、30年後の未来を見据えた動きとして、
「脱炭素社会」の構築や、新たなエネルギーとして注目を集める「水素」について紹介しました。
再エネの知識に限らず、「時間軸」のような物事の考え方が皆さんの学びになっていたら嬉しい限りです。
最後に水素カーの乗車体験と記念植樹を行いました。
後日、引率の熊谷先生から、今回の探究学習の報告書と生徒さんたちの感想をいただきました。
皆さんそれぞれ多様な学びを得たようで、エネルギー問題をより身近に感じるようになったという感想や
水素エネルギーの実用化に関する懸念など率直な意見もあり、私たちも参考にさせていただきました。
熊谷先生、ご丁寧にどうもありがとうございます。
今回も郡山東高校のみなさんのおかげで、良い学びの場になりました。
ありがとうございました。