8月23日(水)~24日(木)の2日間、三菱商事株式会社の新入社員研修を南相馬にて実施しました。
第4回目となった今回は、24名が南相馬に訪れました。
初日の沿岸部視察では、津波によって残念ながら多くの家屋が流出してしまった富岡駅周辺のほか、
南相馬市小高区の小高駅前と南相馬トマト菜園へ。
今なお取り残されたままの被災家屋に言葉を失う方々もいらしたいっぽうで、
避難指示解除から1年が経った小高区の様子には、遠くない復興の兆しも感じる様子も見られました。
農業経営人材の育成を目的に始まった南相馬トマト菜園では、特別に菜園内に入り、
植物工場といえども大勢の人の手によって育てられる栽培・選果業務を目の当たりにします。
労働集約型の水耕栽培の仕組み、面積2.4haという規模間を前に、
栽培技術や経営などにまつわる多くの質問が上がりました。
現場を見てこそ得られる情報をふまえて受けていただいた講義、2日間にわたるグループワークでは、
密度の濃い意見交換があちこちで見られ、被災地の社会課題を自分事として捉えていただけたようです。