2月18日~19日、南相馬市にて富士通・東邦銀行合同研修第1回目を実施し、富士通、東邦銀行から28名が参加しました。
研修は福島県沿岸部の視察を通して、被災地域の現状を体感していただくところから始まります。まだ避難指示が解除されていない大熊町や双葉町などでは、8年間、時間が止まってしまっているような町並みをご覧いただきました。
2016年に避難指示が解除された南相馬市小高区では、実際に町を歩いて、空気感や人々の生活なども感じることもあり、被災地に向き合うきっかけになります。
その後、「地域の100の課題から100の事業をつくる」というビジョンを掲げている小高ワーカーズベース代表の和田さんから、震災の課題からどのように事業を立ち上げたのかなどを講義をいただき、質疑応答では「復興とは何か」「事業立ち上げ時に大切にしていることは何か」といった真剣な対話がなされました。
続いて2人目の講師である福島県庁企画調整課の佐藤さんからは、福島県としての復興に向けた取り組みや、福島イノベーション・コースト構想についてお話をいただきました。
2日目は、あすびと福島の本拠「南相馬ソーラー・アグリパーク」に移動し、代表の半谷との意見交換を行いました。その後のグループワークでは、自社のリソースを用いた復興事業立案のために白熱した議論が行われました。
最終発表では、事業プランの中でも、事業主体はどこか、連携する団体はどこか、関わる団体の強みや弱みは何か、ファーストステップは何か、収支の想定、など多様な観点からまとめつつも、当事者意識を持ちながら発表をしていただきました。