「自由に描こう。植木鉢アートサロン」が南相馬ソーラー・アグリパークで初開催
5月29日(日)に、「自由に描こう。植木鉢アートサロン」を開催しました。
芸術造形研究所から講師を迎え、午前、午後2回で計44名の方にご参加いただきました。
※アートサロンとは?
脳の活性化や子どもの発想力・集中力の育成に効果があるといわれる臨床美術の考え方に基づくプログラムです。
今回は、凸版印刷の研修で生まれた企画アイディアをもとに、芸術造形研究所のご協力で開催することができました。
今回のプログラムでは、オイルパステルという画材を使って、植木鉢に種や根が根付くイメージを表現しました。
土の中を描くにもかかわらず、
「黒、茶、灰色、黄土色は今日は使わないようにしましょう」
「オイルパステルは3分の1に折ってから使いましょう」
講師の方からの、いきなりの予想もしない説明があり、参加者の皆さんも最初は戸惑った様子でした。
しかし、手を動かし始めると次々と違う色のオイルパステルを手に取り、
植木鉢に色を塗り重ねていきます。
その後、ベビーオイルを使って、塗り重ねた色を溶かしていくのですが、
グラデーションをつくる人、均等に色を混ぜていく人、それぞれの個性が見られます。
指でなぞりながら、色がとけて混ざっていく感触は不思議な心地よさもあるようです。
最後は、根を力強く描いたりと思いつくままに自由に表現し、
楽しんでいただけている様子でした。
出来上がった後は、観賞会です。品評会やコンテストのように、点数や順位はつけません。
それぞれの作品の良いところを見つけ合います。
「グラデーションがきれい」「鮮やかな色使いがディズニーランドみたい」「線に力強さがある」など、
様々な良いところがたくさん挙げられました。
子どもから大人の方まで、世代に関わらず楽しめる
今日のような機会を増やしていきたいと思う一日となりました。