6月18日(月)~6月22日(金)、国家公務員初任者の研修を南相馬で実施しました。
国家公務員一年目の8名が、復興の最前線・福島の現場を体感しながらの5日間。
初日の沿岸部視察では富岡町から北上し、昨年春に避難指示が一部解除された富岡町や浪江町などを
回り、午後はおだかぷらっとふぉーむの廣畑さんから当時の話や活動をお聞きし意見交換を行いました。
2日目は南相馬市の南部に位置する小高区へ。
小高ワーカーズベースのスタッフの方との意見交換や、代表の和田さんから事業内容の説明を受けたほか意見交換も行い、各自の疑問点などについても丁寧にお答えいただきました。
午後は宿泊先である双葉屋旅館の草むしりや掃除を行い、旅館の女将さんである小林さんと意見交換をしました。この意見交換が地域住民の方の目線を意識するきっかけになり、地域のリアルな現状を受け止めていったようです。
夜は地元高校生とも意見交換を行い、地元で生活しながらも、しっかりと意見を持った高校生に刺激を受けていました。
3日目は南相馬除染研究所・えこえね南相馬代表の高橋荘平さんから事業の説明を受け、それを踏まえて質疑応答を行いました。
震災当時のリアルな状況や汚染地域の復興という、前例のない事柄に対して真摯に取り組む姿に行政として何ができるのかどうかを考えるきっかけになったようです。
午後は小高中学校で、あすびと福島の出前授業を見学しました。夜は代表・半谷の講義と意見交換のほか、グループワークを実施して、感じたことや考えたことをアウトプットし、濃密な時間を過ごしました。
4日目には代表・半谷の講義と意見交換のほか、福島の現状や課題、可能性を踏まえて、グループワークを実施しました。
5日目には各グループの成果を発表し、福島の復興と社会課題に真剣に向き合う5日間となりました。