5月8日~9日、南相馬にて凸版印刷の未来創発アドバンス研修を実施しました。全国から17名が参加し、福島県沿岸部の視察や講義、グループワーク等に取り組みました。
2017年に一部地域で避難指示が解除された浪江町では、避難指示が未だ続く大堀地区や津波被災地の請戸地区を実際に歩いて体感いただきました。
また1万3000人の住民が3年前から戻り始め3000人になった南相馬市小高区、国家プロジェクトである福島イノベーション・コースト構想の目玉である、ロボット実証などを行うことができる施設、福島ロボットテストフィールドなども見ていただきました。
その後、あすびと福島の本拠地である南相馬ソーラー・アグリパークに移動し、浪江町のまちづくり会社「一般社団法人まちづくりなみえ」の菅野さんから講義と意見交換を行いました。
続いて二人目の講師である元南相馬市市議会議員の但野さんから南相馬復興の現状とその解決策についてお話をいただきました。その後グループワークを行い、福島の課題や可能性を話し合い、農家民宿に宿泊しました。
二日目は、あすびと福島代表の半谷から社内起業家としての経験やあすびと福島の事業内容について説明と質疑応答がありました。その後、福島県庁の佐藤さんから福島イノベーション・コースト構想や官民連携についてお話をいただきました。
一人ひとりが真剣に福島と自分自身に向き合い、最終発表では自社だけでなく様々な関係各者との協働も見据えた提案がなされ、真剣に被災地に向き合う2日間となりました。