4月21日、SAPジャパンの役員研修を実施いたしました。全役員11名と社長室、通訳など計15名が参加し、福島県沿岸部の視察や講師との意見交換を行いました。
2017年に一部地域で避難指示が解除された浪江町では、避難指示が未だ続く大堀地区や津波被災地の請戸地区を実際に歩いて体感いただきました。
その後、あすびと福島の本拠「南相馬ソーラー・アグリパーク」に移動し「地域の100の課題から100の事業をつくる」というビジョンを掲げる(株)小高ワーカーズベース代表の和田さんから、震災後の課題解決事業の立ち上げなどをお話しいただき、活発な意見交換がなされました。
続いて2人目の講師である福島県庁企画調整課の佐藤さんからは、福島県の現状、復興に向けた取り組みや、福島イノベーション・コースト構想についてお話をいただき、質疑応答でも様々な角度からの対話が行われました。
続いて、あすびと福島・代表の半谷より、あすびと福島の立ち上げや社内起業についての講義と意見交換を行いました。あすびと福島が企業と連携して社会課題解決のプロトタイプを生み出す新事業NoMAラボについても、NoMAラボチーフプロデューサーの高橋からプレゼンしました。
SAPジャパンの皆さんとは2018年7月の研修を契機に、南相馬での子どもたち向けのプログラミングスクールへご協力いただいたり、今回は初の役員研修を実施させていただくなどの共創が生まれつつあります。今後にきっと繋がり得る、熱量の高い研修となりました。