1月31日~2月1日、南相馬にて富士通・南相馬合同研修を実施しました。富士通、南相馬市職員31名が参加し、福島県沿岸部の視察や講義、グループワーク等に取りみました。
1泊2日の研修は、福島県沿岸部の視察を通して被災地域の現状を体感していただくところから始まります。まだ避難指示が解除されていない大熊町や双葉町などでは、8年間の時が止まってしまっているような町並みをご覧いただきました。
2016年に避難指示が解除された南相馬市小高区では、実際に町を歩いて、空気感や人々の生活なども感じることもあり、被災地に向き合うきっかけになります。
その後、地域の100の課題から、100の事業をつくる、ことを掲げて連続的に事業を立ち上げている、小高ワーカーズベースの和田さんから震災の課題からどのように事業を立ち上げたのか、現在の取り組みや今後のビジョンなどの講義をいただき、質疑応答ではどのように人を巻き込んだのか、など様々な観点で対話がありました。
続いて、国や福島県などの被災地域への政策や取り組みを、福島イノベーション・コースト構想推進機構の掛川さんよりお話しいただきました。
二日目は、あすびと福島の本拠である、南相馬ソーラー・アグリパークに移動し、代表の半谷からの講義がありました。その後のグループワークでは行政と民間の立場から議論をして、自社のリソースを用いて、復興に貢献できるような事業プランの立案のために様々な議論が行われました。
最終発表では、事業プランの中でも、事業主体はどこか、連携する団体は、ファーストステップは何か、収支の想定など多様な観点から、当事者意識を持ちながら発表をしていただきました。