社会性と収益性のバランス ~オンラインでのケーススタディ(ケースB)~

  • 大学生
  • 2020.5.14 Thu
2020-05-02 (3)

ケースBが問いかける本質とは何か~志はソーシャル、仕組みはビジネス~

 

あすびと福島ではコロナ禍の中でも学生の成長を導くべく、4月から福島県出身の大学生とともにオンラインでのケーススタディを実施しています。ここで使用するケースは、あすびと福島の代表自身の経験を基にグロービス経営大学院とシリーズ化したケース8つ。学生たちはA~HまであるケースをAから順に取り上げ、ケース毎にオンラインでのケーススタディに取り組んでいます(約2時間/回)。

 

5月2日(土)、以前ケースAに取り組んだ大学生3名(都留文科大学/東京都立大学/福島大学)とケースBに取り組みました。

ケースAは「環境NPO オフィス町内会」を立ち上げた話ですが、ケースBは「Jヴィレッジ」を立ち上げた話です。この「Jヴィレッジ」は福島県出身の大学生にとっては、地元にある身近な施設であり、学生からは今日が楽しみだったとの声もいただきました。

 

当日、まず学生たちは事前準備を基に「ケースBが伝えたい本質は何か」について発表・共有します。その後、あすびと福島スタッフとの1対1の対話、代表への質問を通じて更に本質について理解を深めます。

 

学生たちは約2時間の議論を終えると、自分たちの言葉で本質を以下のように語ってくれました。

「目標達成するために複数のプランを用意することが重要。県民シンポジウムで自分が話した「挑戦し続けることが大切」ということを改めて感じた。」

「新事業には収益性と社会的貢献のバランスが大事、かつ責任を負う覚悟が必要。また、新しい発想は感情や感性から生まれる。」

「常に視野を広く持ち、常にアンテナを張って敏感でいること。」

 

ある学生は後日、「将来は地域貢献やそれに携わる仕事がしたいと考えていますが、外からの動きや働きかけはもちろんのこと、中(地元)からの声にも耳を傾ける、ということを大切にしたいと感じました。」と送ってくれました。

私たちはケースを題材として、学生たちが自分たちと向き合ってくれることを目的としております。ケースから学んだこと・感じたことを自分の将来と結び付けて考え抜いてくれたことは、私たちにとって嬉しい限りです。

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