9月5日、南相馬ソーラー・アグリパークにて福島大学の1DAYインターンを実施し、学生28名 が参加しました。
「福島大学COC+ワンデイ・インターンシップ・バスツアー」と題した福島大学主催の本企画には、全学類の1年生1,000名を対象としたうちの希望者が毎年600名程度参加し、県内の各事業者を訪問しています。
人生や職業についてのイメージを見直しながら、大学での学びの意味を深め、主体的に学ぶことの大切さを身に着けることを目的として始まりました。
あすびと福島では、大学生が立ち上げた社会的事業「浪江・花プロジェクト」と「小高マンホールアートプロジェクト」をテーマにしながら、福島県沿岸部と事業の活動拠点の視察、グループワークなどを実施しました。
午前中は福島沿岸部の被災地視察を行い、大熊町・双葉町の避難指示区域をバスから視察。続いて浪江町請戸地区では、津波被災地を体感し、さらに福島第一原子力発電所を臨みました。
2017年に避難指示が解除された人気のない浪江町では、浪江・花プロジェクトを立ち上げた明治大学3年生の菅野智香さん、高館翔太くんがお出迎え。町民の皆さんと手入れしている公園や街路樹を案内し、活動について紹介しました。
さらに2016年に避難指示が解除された南相馬市小高区では、福島大学4年の上石美咲さん自身から、7月に開催したイベントで子どもたちが色塗りしたマンホールを見てもらいながら、マンホールアートプロジェクトを説明しました。
南相馬ソーラー・アグリパーク到着後は、改めてあすびと福島の取り組む人材育成の場創りや各プロジェクトについてお話し、学生同士での対話と意見交換を行いました。
グループワークのテーマは、「プロジェクトを前進させるために、自分はメンバーとして何をするか」。
説明を聞いた上でより関心のあるプロジェクトをどちらか選び、プロジェクト前進に向けた具体的な活動を立案し、発表しました。
参加者からは「何かを企画するのは初めてで大変だったけれど、面白かった。これからも企画のスキルを磨いていきたい」
「自分と同じ大学生が社会的な活動をしていることに、”人生で1番”くらいの刺激を受けた」
などの感想があり、帰りには達成感と今後への希望にあふれた顔つきに変わっているように感じられました。