メガソーラーを冒険しよう!
2月4日(土)福島県エネルギー課との委託事業の一環で、「冬の再エネバスツアー」を開催しました。
南相馬を出発し、本宮市にある「Kふぁーむ」と三春町にある「コミュタン福島(福島県環境創造センター)」を一日で巡り、再生可能エネルギーを体験を通して学びました。
最初の体験場所は「Kふぁーむ」。
ここには、ぶどう畑の計画があった広大な傾斜地に震災後の2012年メガソーラーが設置されました。
今回はこのメガソーラーを見渡せる展望台までの遊歩道を利用し、再エネクイズラリーを開催。
子どもたちはメガソーラーを見学しながら太陽光発電に関する様々なクイズに挑戦していきました。
展望台までの遊歩道をすいすい登りながら、クイズを見つけていく子どもたち。
大人の皆さんは子どもたちについていくので精一杯でしたね!
スタッフが設置したクイズはあっという間に見つけられてしまったのにも驚きでした。
さて、再エネクイズラリーで頭も体も使ったあとは、お待ちかねの昼食の時間!
「Kふぁーむ」の農場で大切に育てたしらさわ豚や黒鳥ネラの卵などを提供していただき、
参加者全員でお昼の準備を行いました。
食事が終わった後は、再エネクイズラリーの結果発表!
2つのチーム、どちらも素晴らしい成績を残してくれました。
特に、「太陽光発電のよいところ・課題点」という問題では、
それぞれのチームから「環境に優しいけれど、広い土地が必要なところ」など
しっかりと考えた答えが出てきたのには驚きました。
子どもたちが自分の言葉で再エネへの意見を述べる姿はいつみても頼もしく感じますね。
Kファームでの体験の最後には一人ひとりに修了証が手渡されました。
なんとこの修了証は、一枚ずつ手書きで作っていただいたそうです!
最新技術で再エネを学ぶ
Kふぁーむを後にし、次なる目的地は「コミュタン福島(福島県環境創造センター)」。
コミュタン福島は、2016年7月21日にオープンし、放射線や再生可能エネルギーに関する
展示や体験プログラムを通して、放射線や環境問題を身近な視点から正しく知ることのできる体験施設です。
同施設にある、360度全球投影型シアターは世界で東京と福島の2か所にしかない最新設備。
見学に訪れた日はちょうど国立科学博物館のオリジナル作品が新たに上映するタイミングだったため、
「マントルと地球の変動」と「海の食物連鎖」を見ることができました。
360度から迫ってくる映像に低学年の子どもたちはスタッフの手をしっかりと
握りながらおっかなびっくりの様子でしたが、上映後に感想を聞いてみると、「映像の迫力が怖かったけど、おもしろかった」と話してくれたので、一安心。
放射線ラボや環境創造ラボで思い思いに興味関心を深めていくことができました。
バスツアーの参加者の皆さんからは、Kふぁーむとコミュタン福島での体験に
ついて様々な感想をいただきました。
【参加者感想(抜粋)】
・クイズラリーが一番おもしろかった
・すごく楽しく、太陽光について知れた
・ホットドッグやピザやサラダがおいしかった!
・広大な自然を見渡し、季節を感じながら、ゲーム感覚のクイズができたので、思い出作りになった
・天気にもめぐまれよかったです。子どももピザ作り体験ができ、手書きの賞状に感動しました。
・地球の仕組みや放射線のことなどがよく分かり、いい体験ができたと思う
・福島について興味をもてた
・シアターがとても迫力がありました
・初めてのシアターに感激しました。誤解した放射線の知識もあり、勉強になりました
今年度のバスツアーは最後となりますが、これまで参加いただいた皆さんからの
感想やご意見を反映し、来年度も様々なテーマで体験学習やバスツアーを企画していきたいと思います。
こんな体験やツアーをやってほしいというご希望がありましたら、
お気軽にパークスタッフにお伝えくださいね。
今年度、参加いただいた皆さん、ご協力いただきました関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
また来年度も再エネについて一緒に学び、体験していきましょう!