4/28(日)に実施した福島イノベーション・コースト構想のフィールドツアーレポ、後編です。(前編はこちら)
参加した高校生19名が小高区の双葉食堂で昼食をとった後は、南相馬市原町区の沿岸部に整備中の「福島ロボットテストフィールド」へと向かいました。
福島ロボットテストフィールドは、陸海空の様々な屋外用ロボットの実験や性能検査を行える施設であり、事故現場や水没市街地などが再現されています。あすびとユースは昨年10月に続き2度目の訪問ですが、「地元にこんな日本初の施設があることを知ってほしい」との想いで、今回のツアーに組み込むことに。2018年度から順次開所しており、今回は仮設事務所で説明を伺った後、ドローン操縦体験、さらには実証実験用の工場プラントへと昇らせていただきました。
ドローンは初めて操縦したという人も多く、思い通りに飛んだり飛ばなかったりする様に歓声や応援の声が上がりながら盛り上がりました。さらに、完成したての工場プラントからフィールドを見下ろすと、トンネル設備やドローン滑走路の建設現場がよく見え、着々と進む工事の様子に期待感を持った人も多かったようです。
最後はロボットテストフィールドから車で5分の南相馬ソーラー・アグリパークへ移動し、振り返りを行いました。企画したあすびとユースの進行で、ワークシートを用いながら各訪問先での学びを整理、グループごとに話し合います。さらには「イノベ構想を伝えるために、どんなことをしたいか」をテーマにディスカッションし、グループ代表者が発表を行いました。高校生目線でSNSを使った発信や、子どもたち向けの体験、ドローン操縦体験を組み込んだ活動など、様々なアイディアが出されました。
あすびとユースの活動についても紹介し、活動に関わりたいメンバーを募集したところ、16時の終了後に2人が残り、頼もしい後輩も生まれそうです。今回は原町高校、小高産業技術高校の3年生が主体となって企画しましたが、新メンバーの1・2年生の活躍が楽しみです!