浜通りと中通りの高校生被災地ツアーを開催
急に肌寒くなった10月17日の日曜日。
原ノ町駅に17名の高校生を中心とした学生が集まりました。
原町高校の1年生・2年生、郡山市安積高校1年生が、
あすびと福島が主催する被災地を体感するツアーに出発します。
地元の高校生たちであっても事故を起こした福島第一原子力発電所の周辺の地域に向き合う機会は、
とても限られています。
本日参加した学生たちの多くは、東日本大震災の原子力発電所の事故の影響が色濃く残る町の風景を
間近に目にすることは初めて。
言葉を失い、少しずつ崩れてきている建物を見つめる姿が印象的でした。
ただ、今回のツアーでは、被災地の影の部分だけではなく、被災地の光にも目を向けてもらいます。
動き出した浪江漁港や南相馬市の小高区の様子、原町区の福島ロボットテストフィールドや沿岸部に広がる太陽光発電所を見るなかで、困難ななかでも前に向かって進む力を感じたのではないでしょうか。
あすびと福島の施設でのワークショップでは、被災地に向き合い、自分に向き合い、自分の感じた想いを言葉にする姿を見ることができました。
高校生たち、学生たちが福島の現状を体感し、そこから感じた想いを言葉にしていく、このようなワークショップ型体感ツアーをあすびと福島は、今後も高校生たちと展開したいと考えます。