「高校生が伝えるふくしま食べる通信」と「高校生発 ロールモデルを見つけよう!」編集部員合同キャンプ開催
あすびと福島が、福島県の中通りで伴走している「高校生が伝えるふくしま食べる通信」の編集部員1~2年生と、浜通りで伴走している「高校生発 ロールモデルを見つけよう!」の編集部員2年生の合同キャンプが、2022年8月にようやく開催することができました。
農業と人、それぞれの取材から、地域を知り、そこに関わっている人の想いを自分たちの言葉で伝える活動をしている彼ら・彼女たち。
合同のキャンプを通して、刺激し合い、学び合う時間を持ってもほしいとコロナ対策も厳重に行いながら、合同キャンプ(厳重にはキャンプではないのですが)が実行できました。
「東日本大震災から11年が経過した福島の沿岸部」に向き合うことからスタートした合同キャンプ。
あすびと福島のスタッフの説明に真剣に耳を傾け、メモをとる姿から、いまの時間を無駄にすることなく取り組んでいる様子を感じます。
東日本大震災の影の部分に向きあった高校生たち。
南相馬市の小高区で小高工房の廣畑さんにお会いし、こわばっていた表情が和らぎ笑顔がみられました。
ホッとした表情の高校生たちには、もう少しリラックス時間が必要です。
小高区で活躍されているアロマテラピスト水谷さんの指導のもと、アロマスプレー作りを楽しんでもらいます。
自分たちに一番必要な香りは何か、グループに分かれて話合う時間は、
初対面の距離が縮んだ時間ともなりました。
お互いを知ってくると気になるのは、それぞれの活動です。
パークでは、改めてお互いが取材した冊子を読み込み、それぞれの活動について質問し合いました。
取材相手への質問の難しさなど、共通の苦労話に共感が生まれます。
取材した人たちの熱意をもっと伝えたい、との高校生たちの共通の想いが前向きな意見交換の場となりました。
福島に向き合い、自分たちの活動と自分に向き合った2日間。
童心に帰ってフルーツバスケットを行ったり、記念の植樹をしたりと交流も深める時間、
そして自分が目指す将来の自分の姿、地域の姿について、何度も内省し言葉にする時間がありました。
将来あってほしい地域の姿、そして将来ありたい自分の姿に向かい、真剣に語り合い自分を見つめる2日間でした。
2日間共にした仲間との別れを惜しみ、中通り組が帰るバスが発車するまで
皆で別れを惜しむ姿が印象に残っています。
それぞれの地域で活動している同世代とのまたの再開を楽しみに、
新学期も更なる活躍を期待しています。