3月6~8日 宮城・岩手 高校生越境交流フィールドスタディ

  • 高校生
  • 2023.3.17 Fri
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福島県内の高校生たちが宮城・岩手に「越境」し、地元高校生と学び合いました

少し暖かくなった空の下、原町高校、安積高校、福島西高校、福島高校、ふたば未来学園高校、郡山東高校、6校の高校から31人の高校生が、

宮城県石巻市と気仙沼市、岩手県大槌町への越境交流フィールドスタディを行いました。

 

初日に訪れたのは宮城県石巻市。「3.11メモリアルネットワーク」の語り部の方の案内のもと、

南浜・門脇地区の震災前・震災後についてARアプリを活用しながら体感し、防災について考えていきます。

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ツアーの後は、ツアーを通して感じたことや印象に残ったことを言語化し、共有しました。

その後、グループごとに「行ってみたい場所」などのお題で対話を深めます。

お互いのことを楽しく理解し合う時間をつくり、そして最後には、全員で「10年後のありたい自分」について率直に語り合いました。

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2日目に訪れたのは宮城県気仙沼市。

気仙沼の高校生11人が、グループに分かれて気仙沼の町を案内してくれました。

訪れた銭湯ではオーナーの方がお出迎え。

福島と気仙沼の銭湯の繋がりを教えていただき、特別に開店前の銭湯の様子を見せていただきました。

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街歩きから気仙沼の会場に戻ってきた各グループ。

街歩きをして感じたことや自分の住んでいる地域の紹介をグループごとに行い、「10年後のありたい東北の町」を話し合いました。

自分たちが描く「10年後のありたい東北の町」の模型を紙粘土などを使って作り、グループごとに発表して学び合いました。

1日のなかで街歩きや模型作りを通して打ち解け合った高校生たち。

解散後も一緒に写真を撮ったりと別れがたい様子が見受けられました。

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LINE_ALBUM_越境フィールドスタディ_2303162発表

 

最終日である3日目は、気仙沼からさらに北上し、岩手県大槌町を訪れました。

大槌の高校生と合流し、5グループに分かれて住民の方に「10年後にあってほしい大槌の姿」についてインタビューする中で、

大槌の皆さんの未来に向けた想いに触れることができました。

さらに迫力ある郷土芸能の鹿子踊り(ししおどり)を体感し、演舞していたのが自分たちと同じ高校生と知り、驚きを隠せない福島の高校生たち。

「鹿子踊りへの参加は特別なことではなく当たり前のこと」との演舞の高校生からの言葉を聞いたとき、文化を伝えていく大切なことに改めて気づかされた瞬間でした。

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その後、インタビューや鹿子踊りの体感から、自分たちとして「10年後の大槌町」をどうしたいか

大槌の高校生とともに話し合い、「10年後の大槌町」の模型をつくって発表し合いました。

高校生たちが作った「10年後の大槌町」は数日間、会場であった「おしゃっち」に展示いただきました。

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初日は硬い表情だった高校生たちですが、3日間のプログラムを終え、

別れる時にはお互いの姿が見えなくなるまで笑顔で手を振っていた姿が印象的でした。

参加してくれた高校生の皆さん、これからも「越境」して共に学ぶ場を創っていきますので、また参加してくださいね。

駅解散

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