”あすびと”へ向かって前進する三澤由佳さん

  • 大学生
  • 2018.7.23 Mon
IMG_9461

”あすびと”へ向かって前進する三澤由佳さん

 

福島県福島市の県立福島高校を卒業した三澤由佳さん。

「あすびと塾」そして「高校生が伝えるふくしま食べる通信」メンバーとして活躍した三澤さんは、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに通う2年生。新しい環境の中で、様々な経験を重ねながら大学生活を謳歌しています。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

自分にとっての「あすびと塾」や「高校生が伝えるふくしま食べる通信」

 

「あすびと塾」は自分と向き合い、対話する場所でした。それまで自分の中に何がしたいんだろうと違和感を持っていました。福島高校を選んだのも、自分にとって刺激になる環境に進めば打ち込める何かが見つかると思ったからです。そして全国大会を目指して囲碁に打ち込みました。結果として1年生のときに全国大会に行くことができたのですが、それを達成してしまったときに「自分は常にこれをやりたい、と思える、打ち込めるものがないとダメなんだ」と気が付きました。その後、毎日がルーティンになってしまったときにあすびと塾に出会い、こうふく通信にも関わることができたんです。

 

それまで、福島に対しては何もイメージを持っていませんでした。好きとも思っていなかった福島ですが、震災があり、こうふく通信に関わることで知らなかった福島のことをたくさん知ることができ、だんだんと好きに変わってきました。福島が好きなことに気が付けたのがこうふく通信だったんです。進路についても、漠然と目指していた医学部に対して、本当に進みたい道ではないのでは?と自問自答し、直前で文系に転じてSFCを目指すことにしました。そんな経緯もあり、私にとっては、将来の夢が変わった場所でもあります。

 

自分自身の夢、福島との向き合い方

 

私は福島の教育に関わりたいと思っています。幼い頃から「医学部に進学したい」と思っていたのですが、それは全くの「思い込み」で、実はそうではなかったんです。自分がそうだったように、自分自身に向き合える、自分がどういうことをしたいのか小さい頃から考え、気づくことができる場づくりを福島でやりたいと思っています。自分と向き合うことで、毎日が楽しく、目的意識を持ったキラキラした毎日に変わることを実感しています。そういった場所を次世代に向けて作り「福島で教育を受けてよかった」と思ってもらえるような、福島を最高の教育を受けられる場にするのが、密かな野望です!

 

そのために、大学時代をどう過ごせばいいか。

 

大学ではコミュニケーションや人との接し方、アクティブラーニング、パターンランゲージなどを学んでいます。いろいろな人や団体と関わりながら学んでいきたいと思っています。1年生の1年間は、周りに流されながら「楽しかった」で終わってしまいました。1年生の前期で4年分遊んだと言えるほど時間を使ってしまったので、2年生は集中して学び、3年生ではインターンなどでそれを深めていきたいと思っています。以前は一刻も早く社会に出たい想いもありましたが、大学院に進学し6年計画で学ぶことも意識し始めました。

やりたいことに突き進む性格ではありますが、反省や振り返り、目標の確認など、定点観測しながら自分の道しるべを確認していくことが必要だと思っています。大学での友人関係はサークル活動などで遊びの延長線のような感覚もあり、目標を共有し合ったりするのが難しい関係性と認識しています。なので、この大学生あすびと塾は、自分自身のモチベーションを保つ場にしていきたいです。高校時代のように、真剣に自分の気持ちに向き合えるあすびと塾の場を活用して、大学生活を充実させていきたいと思っています。

 

 

DSC_8195

関連記事