ケースAが問いかける本質とは何か~起業家としての感性~
高校生時代からあすびと福島のいろいろなプロジェクトを一緒に活動した福島県出身の学生に対して、何か出来ないかと手探りで始めたオンラインケーススタディ。
今日は、ともに高校生が伝えるふくしま食べる通信の編集部で活躍した、3人の学生たちとオンラインケーススタディを行いました。今回このメンバーでは初回ということで、代表・半谷の事業開発ケースのうち、ケースA(オフィス町内会/半谷が東京電力在籍時に、社内起業家として立ち上げたリサイクルの取り組み)を題材としました。
このケースAは、半谷の生い立ちから、様々な挫折、そしてビジネスマンとしての経験や、社会課題を解決するための仕組みづくりとして当時珍しかった企業内起業家としてリサイクルビジネスの立ち上げに奔走する様子を記したもの。
事前に熟読して臨んだ学生たちからの質疑に答えながら、このケースが伝えたい本質について深堀していきました。
様々な企業さんとの研修を通じ、いま「知識」だけでなく「感性」が求められていることを強く認識している私たち。ケースAの描写から、半谷の事業開発の原点には、強烈な原体験に基づいた感性があると気付いた学生た。彼女たちに「感性高く向き合った場面は、言ってみれば自分の中に『タグ付け』されるように、印象付けられている」と半谷は答えます。
その中で、このケースが問いかける本質を、単純な要約ではなく、自らの行動や思考に落とし込んで対比させながら言語化しようとしている姿が印象的でした。
(学生たちの感想)
・これまでは何かを相談するときは自分の中で答えがすでに決まっていて、後押ししてくれる人にあえて話をしていたように思う。それは、自分に影響を与える人と出会っていなかったから。これからは、相手の意見を受け入れるために、自分自身の心持を変えて、多様な境遇、立場の人に相談をすることをやってみたい。
・『51対49の理論』など、高校時代から何度となく半谷さんから聞いていた半谷さんオリジナルの理論。これまでは「ステップ1」として、その理論を理解するところだったが、それを自分事化して落としこむのが「ステップ2」だろうと感じた。今回のケーススタディでは「ステップ2」として受け止めることができた。
・目的があれば、いろんな手段を尽くしていけばいつかは達成できることを知り、自分もそう行動していきたいと思った。