防災をみんなで楽しく考えよう!
あすびと福島が自主企画し展開しているあすびとジュニアクラブで、防災ワークショップの第2弾を開催しました。
春以来の開催ということで、午後にまで及ぶ内容盛りだくさんなスクールになりました。
同日、市内の多くの小学校で学習発表会が行われていたこともあり、コンパクトな形にはなりましたが、
来てくれた皆さん、ありがとうございました。
講師は春に引き続き、大学で防災を研究している大学生インターンの多田くんです。
東日本大震災だけでなく、一昨年昨年にも福島県沖地震の被害があった南相馬。
南相馬だけでなく、日本そのものが世界にも稀に見る地震大国です。
そんな地域で生きていく以上、いつ起こるかわからない地震に備えておくことは大切です。
ということで、今回は地震をテーマに、地震によりどういった被害が引き起こされるのか、
どういう場所に潜んでいるのか、どんな準備をすべきか、について、みんなで楽しく真剣に考えてもらいました。
まずは、地震が引き起こす危険をみんなで改めて確認します。
動画は、3.11当時の南相馬を映した貴重な映像です。
参加者たちは「ここ知ってる!」と、今と当時の姿を比べていました。
いよいよ、まちあるき!
先ほど動画で確認した危険が、街中のどこに潜んでいるか、2つのルートに分かれて歩きながら確認します。
熱心に辺りを見回しながら危険を探し回り、時折鋭い質問を投げかけてくれる参加者でした。
2つのルートに分かれた「まちあるき」から、お互いの班で確認した危険な場所。
じっさいに地震が起きたらどのように物資を確保するのか、
など多岐にわたる話し合いが参加者同士で繰り広げられました。
街中の危険個所を実際に歩いて確認した参加者たち。
続いては、南相馬市内にある災害に備えた物資を備蓄している防災備蓄倉庫の見学をさせていただきました。
南相馬市の担当職員さんから災害に備えることの大切さをお話いただき、実際に倉庫の中も見学させてもらいます。
大きなラックが電動で動くことにも歓声を上げるなど、心から楽しんでいる様子が伺えました。
濃密な午前中を過ごしてきて、疲れてきたところで昼食です!
防災スクールの昼食はもちろん非常食を味わいます。
みんなで味や手軽さ、お腹への溜まり具合などを体感しました!
お米は、おいしそうな匂いもして、「一週間毎日これでもいい」との声も…!
非常食を堪能したところで、和歌山県が開発した「きいちゃんの災害避難ゲーム」を行いました。
突然の災害時に想定されることがゲームのなかに出てきて、想定以上に白熱した時間となりました。
最後の振り返りでは、いつ起こるかわからない災害に備え、
どんな事前の準備ができるのかを考えてもらいました。
飼っているペットのためにできることや災害用伝言ダイヤルの話など最後まで盛り上がるイベントになりました。
楽しみつつ、学びのあるイベントになってくれたら幸いです。
近日中に第三弾も開催していきますので、ご期待ください。