1月26日、小高生涯学習センターが主催する「小高放課後子ども教室」の1コマにて、再生可能エネルギーについて学ぶ教室を開催しました。
元気いっぱいの子どもたちは、はじめましてのあすびとスタッフにも興味津々で話しかけてくれます。
「今日は何するの?」「その車なにー?」
始まる前からワクワクしてくれている様子。
あすびとスタッフから挨拶をして、まずは生活の中でどんなところに電気が使われているかを考えます。
小学生の生活に密着している照明やゲーム機などのほか、スマホ、電気自動車など家族が使っているものも出てきます。
そのあと、電気はどこからきているか?電気をつくる方法はどんな方法があるか?をみんなで考えます。
火力発電のタービンの大きさには「おっきい~!」「挟まれたら危険すぎる!!」と声があがりました。
風力発電の仕組みも学んだあと、うちわを使って自分たちの腕の力で風を起こし、風力発電キットのライトを光らせます。
なかなかつかないライトに子どもたちは楽しそうに挑戦していました。
工作の時間では、個人用の風力発電キットを1人1個作ります。
ペットボトルをハサミで切り、少し曲げて風を受ける羽にします。
回る向きが反対になるとライトがつかないので、どう折ったら回るようになるか考えます。
羽に好きな色を塗り、自分だけの風力発電キットを作ります。
黄緑や水色などを使って涼しげな色合いにする子、カラフルに仕上げる子、イラストを入れる子、
それぞれの工夫が見えますね。
完成した風力発電の羽とキットを扇風機の前に持って行き電気が付くことを確かめる子、走って電気がつくか、回った時にどう見えるかを確かめる子など、子どもたちが活発に動き回ります。
回ることで電気が付くことを確かめた最後には水素について学びました。
水素と再エネは良い関係性であることを知ったうえで、水素ミニカーを動かしてみます。
水素ミニカーを動かす時はもちろん、水素が溜まっていく様子にも興味津々。
「ミニカーの中のこの風船に水素が溜まっていて、使うと風船がしぼむよ」と伝えると、
ミニカーを覗き込んで風船の大きさを確かめていました。
最後のまとめでは、日本の発電方法別の発電量割合と、南相馬市の発電量の割合を比べてみました。
発電方法において、日本の平均よりも南相馬市は再エネ化が進んでいることがわかります。
南相馬の取り組みを知ったところで、今日の放課後子ども教室は終了です。
楽しみながらも学びがある時間になり、子どもたちも満足そうに帰っていきました。
このような機会をくださった小高生涯学習センターの皆さん、ありがとうございました。