泉官衛遺跡から地域を発掘
あすびとパークの近くで発掘作業が進む泉官衛遺跡。
奈良・平安時代の役所跡が見つかっているのですが、この地域はどんな歴史をたどってきたのでしょうか。
この日は、南相馬市文化財課の藤木さんにおいでいただき、
遺跡から出土した出土品も手に取らせていただきながら、
相双地域の歴史を体感するスクールとなりました。
奈良時代の出土品から、この地域が豊かであったことを知ることができます。
瓦の柄の変化まで比べることができ、参加の皆さんが夢中です。
日本の古い書物に行方郡(南相馬市)で大きな火事があったことが記載されるぐらい、
中央にとっても大切な場所だったのですね。
製鉄が盛んに行われていたこと、そして作られた鉄が中央に輸出(国内)されることを
藤木さんのお話と出土品を説明いただき、楽しんで知ることができました。
本来は発掘体験も行う予定でしたが、昨日までの大雨で発掘現場は水に覆われています。
ちょっぴり残念でしたが、現在の発掘現場の近くで発掘された米倉の土台を見せていただき、説明いただくことで、
奈良時代にこの地域にあった米倉の大きさを感じることができました。
大人も子どももみんなで楽しんだスクールとなりました。
ありがとうございます。