2月26日(日)、今年度8回目となる高校生あすびと塾を開催しました。
2014年の開催以来、高校生のオープンスクールとしては通算31回目となります。
冒頭のチェックインでは、いつもの通りそれぞれが今日の参加にあたっての思いを述べ合いました。
学校での勉強や進路選択に迫られるいっぽうで、グローバル化や性差別、社会課題など様々なテーマに関心を寄せる様子が伺えます。なかには自分が住む福島をもっと知るために、春休みに県内旅行に出ると宣言する高校生の姿も。
震災からまもなく6年という節目を前に、震災と自身の人生について思いを巡らせる声が多く上がりました。
この日はチェックインでの話を引き継ぎつつ、半谷(あすびと福島代表理事)による講義から始まりました。
2011年の震災と原発事故から年月は流れ、震災の風化が叫ばれつつあります。
しかし同時に、被災地に関心を寄せる人々が県外から集まってきているとも言われます。
こうした人々が福島に何を感じ、訪れているのだろうという問いかけに
「福島に日本の将来を見ようとしているのでは」という答えが返ってきました。
福島を客観的に捉えつつも、福島に対する自身の思いを見つめ、行動に移そうとする高校生たち。
あすびと塾に参加して1年が経とうとするいま、彼女たちは着実に自身の志を見つけつつあるように感じさせました。